NEWS | アート
2019.06.06 16:59
韓国・華城にある「Soda Museum」で披露された「Wind Shape」は、風に吹かれてなびく布地のたえまない動きをシミュレートした大規模なインスタレーション。この場所は、使われなくなった公衆浴場を改装、露出した古いコンクリートの壁を屋外ギャラリーとして使用している。
建築家 Yong Ju Leeが手がけたWind Shapeには、リアルタイムで動くコンピュータ・エンジンを使い、300種類の三角形から全体の形状を操作して、敷地の状態や構造、コスト、そして風がもたらす直感的なデザインに最適な形を見つけてくれる。
風になびくキャノピーを敷地内に設置することで、来場者にはその曲がった形から順路を案内。地面に触れることもあれば、上下に動いて壁を越えて突き出ていくこともある。
表面にある穴のあいたパターンは、このホワイトメタルの織物の流れやしわをはっきりとさせてくれ、その陰で休んだり遊んだりできるのだ。