NEWS | インテリア
2019.05.31 16:13
ロンドンをベースにするデザインユニットDoshi Levienの新作コレクション「 EARTH TO SKY」は、ランプやライトといった照明作品にも見えるが、むしろそれは「魔法の彫刻」だという。機能的で実用的なものではなく、照明を彫刻として探求しようと試みたのだ。
オブジェは、ジャガーのE-TypeやXK1の洗練されたボディを復元するために使用された、比較的単純な圧延機による金属成形技術で制作。シェードの彫刻のような形は、構造的な衣服を作成するために使用されるパターン裁断・形成のプロセスを使った。
個々の形はそれぞれ自動車用のアルミニウムを少なくとも2枚使い、木材の上に載せ木槌で打って成形。これらを継ぎ目のないように溶接して、最終的な形に仕上げた。これらは単なる構造ではなく、空間的で彫刻的なものなのだ。つまり、空間、光、形を組み合わせたプロジェクトである。
職人の手仕事やハンマーでの金属成形、素材の重さは「地上(Earth)」を感じさせる。そしてそこから、空中に浮遊する貴重な生き物のように空中に浮かぶ、美しい上質な彫刻のある「空(Sky)」が生まれるのだ。