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2019.05.28 16:18
米オレゴン州立大学発のスタートアップ Agility Roboticsは、二足歩行ロボットの開発と商品化を目指している。
同社の最新作「Digit」は、以前に開発した二足歩行ロボットに上半身と両腕を加え、さらにセンサーも搭載したものだ。アームは4自由度だそうで、最大40ポンド(18 kg)の重さの箱を持ち上げたり積み重ねることができ、落下しているものをアームで受け止めるのに十分な耐久性を備えている。
また、制御システムにより、階段を昇ったり、歩行経路の選択などの高度な行動も可能。研究者のようには慣れていないユーザーでも、5分以内に立ち上がって歩かせることができるそうだ。
そして先ごろ、Agility Roboticsは米自動車メーカー フォードと提携し、フォードの自動走行車技術とDigitを組み合わせて、ラストワンマイルの配送ソリューションの開発を進めることとなった。
Agility Roboticsは2019年半ばにDigitの価格を発表し、2020年第1四半期に出荷を開始する見通しだ。単独の製品として販売されるだけでなく、2020年初めにはフォードとの自動配送試験プログラム向けに開発したバージョンも投入される予定だ。