東京大学生産技術研究所山中研究室は、2019年5月31日（金）から6月9日（日）まで東京大学駒場リサーチキャンパスS棟1階ギャラリーにて、山中研究室プロトタイプ展2019「ぞわぞわ」を開催する。

インダストリアルデザイナー 山中俊治が率いる同研究所は、これまでに新たな技術や未知なるものとの出会いをきっかけにして、さまざまなプロトタイプを作ってきた。

未知のものが目の前に現れた時、あるいは私たちの振る舞いに反応した時、私たちの中には、おどろきやとまどい、少しの恐怖とワクワクの入り混じった言葉にならない感覚「ぞわぞわ」が生じるだろう。未知のものとの出会いと違和感の中で、私たちが何かを得られそうになった時に使う言葉が「ぞわぞわ」なのだ。

同展では制作者それぞれが見つけたぞわぞわを具現化した10点のプロトタイプを展示。展示会場は暗室となっており、来場者に反応してインタラクティブにプロトタイプがライトアップされ、動作する仕掛けになっているので、私たち自身もその場でこの「ぞわぞわ」を感じることができるだろう。

なお、会期中、デザイナー 三澤遥と山中によるトークイベントも開催予定。詳細は展覧会ウェブページに掲載予定だ。