NEWS | プロダクト
2019.05.27 15:38
ウェアラブルデバイスは、有望なインタラクティブなプラットフォームとして、情報へのアクセスや健康、フィットネス、ファッションなど、幅広い分野での活用が見込まれている。
以前のプラットフォームとはちがって、ウェアラブルデバイスは構造としてぴったりとフィットして快適でなければならず、柔らかく弾力性があり、見た目にも美しくなければならないのだ。
カーネギーメロン大学計算機科学部(School of Computer Science, Carnegie Mellon University)内の「Morphing Matter Lab」が、同じ大学の「Soft Machines Lab」と共同作業で開発した「ElectroDermis」は、こうした快適性や柔軟性を備え、ロープで固定するようなタイプではないウェアラブルデバイスを簡単に作製できる製造システムである。
人間の体の形や動きに合わせてデバイスの形状や回路の配置をコンピュータ上で決定し、チップやフィルムに圧着した回路を伸縮性のある生地にプレスして完成。あとは皮膚に密着するシートをかぶせて、貼り付けたい場所につけるだけだ。
機能的であることはもちろん、ファッションとしても楽しめそうな出来ばえで、タトゥーやインプラントのように取り外せないものでなく、脱着しやすいのも特徴のひとつとなっている。