NEWS | 建築
2019.05.27 14:24
米カリフォルニア州ロングビーチの水族館「Aquarium of the Pacific」の目玉となる、新しいエリアが登場した。「Pacific Visions」と呼ばれる、一見して愛らしいクジラのような姿をした鮮やかなブルーの建築である。
サンフランシスコの建築設計事務所 EHDDが手がけた施設で、水族館の正面広場に建設された。2階建ての持続可能でバイオモルフィックなガラス構造を採用、没入型のシアター体験ができ、展示ギャラリーもさまざまに形を変えることができる。
同館の目的は、太平洋の環境にフォーカスすること。人間が世話をするには大きすぎたり、人間の目には小さすぎるような動物を紹介している。新しいパビリオンのコンセプトの出発点は、動物の保護はもちろん、まったく大きさの異なる動物を見せることだそうだ。
もともとの水族館はカーブの連続だが、Pacific Visionsは一本の波形をしたバイオモルフィックな形をしており、これまでの水族館とは異なった解釈が生まれることを目指している。