NEWS | 建築
2019.05.27 14:20
オランダ・ティルブルフに新しいバス停留所がオープンした。全長160m以上を超える非常に長いバス停で、シンプルな三角形のロータリー。バスは外側を通るように設計されており、降車口は1か所、乗車口は6か所あるそうだ。
バス停に沿って設置されているのは、ETFE加工の金属箔で覆われた日よけ。そこには250m²のソーラーパネルが取り付けられていて、照明やデジタル案内板、待合室の暖房設備、スタッフルームなど、このエネルギーでまかなうことが可能。
設計を担当したcepezedのデザインはミニマルなディテールを目指して、細い支柱に排水管や電線、緊急ボタンや通話装置を取り付けた。鋼板を折り曲げて作った中央の梁は雨どいとして機能する。
障害者にも配慮したインクルーシブなデザインで、車いすの人もスロープを通って乗車口に行くことができ、手すりには点字も設けている。