NEWS | テクノロジー / プロダクト
2019.05.23 18:22
Googleは、産業向けウェアラブルデバイス「Google Glass」の新モデルとなる「Enterprise Edition 2」を発表した。
同品は物流から製造、現地サービスまで、さまざまな産業界で必要な情報やツールにハンズフリーでアクセスできるメガネ。作業の効率化を目指して、チェックリストを見たり、説明書を表示させたり、検査状況の画像や動画を送信するなど、企業側は製造時間の短縮や品質の向上、コスト削減につなげてきた。
そして、今回発表されたEnterprise Edition 2には、高い処理能力をもつマルチコアCPUと新しい人AIエンジンを搭載したQualcommのAR/VRヘッドセット向けSoC「Snapdragon XR1」を採用。これにより、電力消費を抑え、パフォーマンスも向上。カメラのパフォーマンスと品質も向上し、USB Type-Cでの急速充電もサポートしている。
OSはAndroidがベースになったので、すでに使用しているサービスやAPIを簡単に統合できるようになった。また、企業がAndroid端末を管理するための「Android Enterprise Mobile Device Management」もサポートしているそうだ。
これまでAGCOやDHL、GE、Sutter Healthといった企業に提供され、新モデルも今のところ産業向けで一般の販売は予定されていないが、やはり一般向けの今後の展開が待たれるところだ。