木製家具メーカーのカリモクは、デンマーク・コペンハーゲンで開催される「3daysofdesign 2019」の期間中、「カリモクケーススタディ」のエキシビションを、Kinfolk Gallery（キンフォークギャラリー）にて開催する。

建築・デザインスタジオのNorm Architects（ノームアーキテクツ）と芦沢啓治建築設計事務所とのコラボレーションにより提案するこのエキシビション。

カリモクケーススタディは、「静謐な美への敬意」「素材の豊かな表情」「時間に左右されない魅力」を語るべき価値として定義。これらの価値観を共有する国内外の建築家による建築プロジェクトを通じて、特定の空間のためにデザインされたプロダクトを開発し、その誕生の背景や物語とともに世界に発信するプラットフォームだ。

さらに、その魅力と共感を他のプロジェクトや生活へと編集しながら取り入れることを提案する、カリモクの新しいブランドにもなるという。

今回はキンフォークが全面協力し、ノームアーキテクツが空間キュレーションを担当。コペンハーゲンのメインストリートから一歩足を踏み入れると、日本の寺社や庭園からインスピレーションを得た、静謐な気配と暮らしの温もりを感じさせる3つのシーンが展開。

そこで、地元のクリエイターたちの作品とカリモクケーススタディの家具が、コンテンポラリーなアパートメントのようなインスタレーションで構成される。日本とデンマークのデザインの審美性、卓越したクラフトマンシップ、建築構造的な直線と有機的な線の組み合わせが織りなす魅力が楽しめるエキシビションである。