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2019.05.22 15:43
カタールの新たなサッカー場「Al Janoub Stadium」が、ドーハの南23kmに位置するアル・ワクラ(Al Wakrah)に完成した。2022年に開催されるFIFAワールドカップのためのスタジアムとしては同国で初めてのオープンとなる。Zaha Hadid ArchitectsはAecomと共同で2013年3⽉にデザインをスタートしていた。
ワールドカップ向けに40,000席を用意するが、大会後には20,000席まで座席を減らして、プロサッカーチームのアル・ワクラSCのホームスタジアムになる予定だ。
カタールの暑い夏でも使用できるように、屋根は開閉式で、外装にはプリーツのついたPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)とケーブルを使用。コンピュータモデリングや⾵洞試験を活用したパッシブデザインで、この屋根が船の帆のようにフィールドを覆うことで、プレーヤーにも観客にも快適さを提供。
ペルシャ湾に面した沿岸の都市であるアル・ワクラの文脈を捉え、海の伝統と土地の歴史、特にその地域に根差した「ダウ船(dhow)」と呼ばれる船を反映したデザインになった。
スタジアムは⼤きな台地の上にあり、観客は坂道を通って、観客席の真ん中にあるメインのエントランスコンコースに入ることができる。この台地によって、スタジアムは周囲の景観と接続し、建物の規模を縮⼩することができた。
また、この台地には⼤きな弧を描いたスペースがあって、東側は観客の出⼊口となり、北東側にはコミュニティのマーケット、南東側には活動の場となる公園を設けた。⻄側は選手や高官、有力者のために車でのアクセスが可能になっているそうだ。