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2019.05.21 15:18
スウェーデンでは、世界初となる運転手台のない電動トラックが公道での走行に成功した。このトラックは、ストックホルムに拠点を置くスタートアップ Einrideが手がける「T-pod」。
このトラックは、同国ヨンショーピングにあるドイツの物流会社 DBシェンカーの施設内で、倉庫とターミナルのあいだで商品の輸送を披露した。
安全で効率的、そして持続可能な輸送ソリューションとして、自動運転車をベースに開発。陸路での貨物輸送としては、最大で90%までCO2排出量を削減できるそうだ。
EinrideとDBシェンカーは、2018年11月より同施設での「T-pod」の運用試験をスタート。翌2019年3月にはスウェーデンの交通局が国内の交通規制にしたがって運用が可能だと判断。
このT-podには運転手台はなく、バッテリーのみで走行。何百マイルも離れた場所から人間のオペレーターが監視・遠隔操作を行う。これにより、車両自体は小さくなる一方、積載量は増やすことができ、柔軟性の増加や製造コストや運用コストの低減、さらには最適なエネルギー消費が実現したのだ。