NEWS | ファッション / 講演会・ワークショップ
2019.05.21 16:08
ファッションに関するさまざまな事柄を学ぶ場を提供する「FashionStudies™」は、横浜国立大学と共同で、2018年12月に発売された「ファッションと哲学」(フィルムアート社刊)共編者であり、ファッション・スタディーズの第一人者であるアネケ・スメリク(Anneke Smelik)氏の来日を記念し、講演会を開催する。
近年、多様なテクノロジーの発展によって3Dプリント技術、スーパーポリマー、マイクロファイバー、シリコンゴム、ナノマテリアルなどの新材料の可塑性による新しいひだ表現が可能になった。
オランダ人ファッションデザイナー、イリス・ヴァン・ヘルペン(Iris van Herpen)による3Dプリントで設計された複雑なひだ表現もまた、 ファッションとテクノロジーの融合、あるいは人間と機械の融合によって生み出されたものだ。
本講演では3Dプリントによるひだ表現を事例に、イリスのファッションデザインをポストヒューマン・ファッションデザインとして再考し、ファッションを人間と人間以外のあらゆるものの複雑なネットワークの中で物質的に共生産されたものとして再考する。
ポストヒューマンの視点からファッションを読み解くことによって、原料素材から最新の素材、衣服の質感から人体の触感に至るまで、様々な要素が持つ役割にフォーカスしていく。
開催は2019年6月4日(火)で、会場は東京・赤坂の日本服飾文化振興財団。コメンテーターとして横浜国立大学都市イノベーション学府Y-GSCスタジオの室井尚教授と同学府博士課程後期在学中の福尾匠氏が参加。入場は無料だが、専用サイトから参加申込を受け付けている。
FashionStudies™ × 横浜国立大学 アネケ・スメリク氏来日記念講演
Think of Fashion 059
イリス・ヴァン・ヘルペン(Iris van Herpen)とポストヒューマン・ファッションデザイン
- 日時
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2019年6月4日(火) 19:30~21:30
日英逐次通訳あり - 会場
- 公益財団法人日本服飾文化振興財団
- 詳細
- https://peatix.com/event/680017