▲ミラノデザインウィークでの展示の様子。

東京・京橋のAGC Studioでは、2019年5月24日（金）～7月13日（土）まで今年のミラノデザインウィークで展示されたインスタレーションの東京展「Emergence of Form – Milan Design Week 2019 Tokyo Edition」が開催される。

今年4月にイタリア・ミラノで開催された「ミラノデザインウィーク2019」に、AGCはクリエーションパートナーに鈴木啓太氏を迎え、インスタレーション作品「Emergence of Form」（うまれるかたち）を出展した。5回目の出展となった今回は、AGCが保有する幅広い成形加工技術と高機能素材にフォーカス。建築や自動車、電子機器など、多くの用途でニーズの高い“ガラスの三次元曲面成形加工技術”と、長年蓄積したセラミックス技術により開発した“3Dプリンター用造形材Brightorb®”を用いたオブジェで、うつろい続ける自然現象の一瞬を切り取った、複雑な造形の美しさを表現した。会期中には62,000人以上のデザイン関係者が訪れ、好評を博した。

▲ミラノデザインウィークでの展示の様子。

今回の東京展ではミラノのインスタレーション空間を、AGC Studioの環境に合わせ再構築。今回の展示に際し、インスタレーション完成までのプロセスを解説するテキストやプロトタイプの展示も新たに用意しているという。会期中にはより深い話を聞くことのできるデザインフォーラムも開催される。いずれも申し込み制、参加無料だ。

本展はデザイナーのみならず、デザイナーとの協業に取り組む企業にとって、世界から注目を集めるミラノデザインウィークでの取り組みを詳細に知ることのできる好機となるだろう。