ニューヨークのシューズブランド「FEIT（フェイト）」初となるアメリカ西海岸のショップが、2019年4月にサンフランシスコのジャクソン・スクエアにオープンした。

デザインを手がけたのはJordana Maisie Design Studio。FEIT創業者のTull Priceとの対話から、このショップが生まれた。従来のシューズショップを再解釈、シーティング、サービス、倉庫、展示のあいだの関係性をフォーカスし直して、新たな顧客体験を生み出そうとしている。

ニューヨークの2店舗も同スタジオが手がけており、そのインテリアに合わせて、バルトバーチ合板、ステンレス鋼、没入型の大型ミラー面を用い、強力なライン状照明でアクセントをつけた簡素な素材パレットが特徴的だ。

店内スペースは清潔かつ最小限、なおかつ開放的で、打ちっ放しのコンクリートの床にはめ込んだ、自然な仕上げの大きく平らなバーチ合板に手作りの製品を陳列。

デザイン要素としてFEITのシューズやパッケージのシンプルさを強調することで、反復的でリズミカルな機能を持ちこみ、製品にフォーカスさせるデザインとなった。周囲のシェルフシステムは、持ち場を離れずにストックを取り出せるので、顧客へのサービスも向上させることができる。