NEWS | ビジネス / フード・食
2019.05.13 17:30
イギリスのスタートアップ Karakuriが開発するロボットアーム「Marley」は、すばやいターンアラウンドで100%パーソナライズした一定量の食事が提供できる、低コスト・低スループットのロボットだ。AIと最先端のセンシング技術を搭載しており、小規模のケータリング(賄い)に利用できる。
アイスクリームやフローズンヨーグルトなど、外付けディスペンサーで、最大12種類の食材をサーブできる。それぞれの成分は量を計ったうえで出てくるので、一人前の量と栄養成分は100%管理が可能。生分解性のある使い捨てカップや再利用可能なカップを用いることで、環境にも配慮している。
パフォーマンスの面では、1食分あたり平均4つの食材を組み合わせる場合、1時間で最大120食が製造可能。注文から食材を集めるまでの時間は90秒以下で、通常のサーブは30秒ごとに1回できるという。また、どんな店舗にでも設置できるように1.5m×1.5mとコンパクトなサイズを実現している。
同社はMarleyを導入することで、食品廃棄物を減らしたり、顧客の健康に気を配ったカスタマイズフードを提供するだけでなく、スタッフの負担を減らして笑顔を増やすことができると提案している。