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2019.05.13 17:43
自分に合った靴のサイズは何cmなのだろうと長年疑問に思っている人も多いはずだ。ナイキによれば、5人に3人が間違ったサイズの靴を履いているのだそうだ。せっかく買ったけど、サイズが合わなくて不満を感じる人もいるだろう。
実際、イギリスなどでは、オオムギの穀物の長さをもとにした、「バーリーコーン(barleycorn)」と呼ばれる靴のサイズの基準がいまだに使われているのだという。そもそも長さと幅だけでは靴の快適なフィットに関する十分な情報が得られない。
そこでナイキは、こうした靴のサイズにまつわる煩雑なことをなくそうと、「Nike app」の新機能「Nike Fit」という新サービスを発表した。コンピュータビジョン、データサイエンス、機械学習、人工知能、推薦アルゴリズムを独自に組み合わせた、新しいスキャニングソリューションだ。
スマホのカメラを使って足をスキャンすると、数秒で13のデータポイントを収集してユーザーの両足の形状をマッピング。データはNikePlusメンバーのプロフィールにも保存でき、繰り返し使うことができる。
このNike Fitの日本でのリリースは未定だが、とくに履き心地や機能性が気になるアスリートにとっては便利で、パーソナライゼーションが進めば、少ない出荷、返品からより多くの収益を得られることになるだろう。