NEWS | プロダクト
2019.05.10 15:34
JR東日本では、伊豆エリアのブランディングを通じて地域と連携し、乗客に伊豆の「本物の魅力」を提供しつつ、この「魅力」を世界に向けて発信するために、新たな観光特急列車を新造し、運行することになった。
このたび、「大人の IZU 本物の IZU」を導入コンセプトとした新たな観光特急列車の名称が「サフィール踊り子」に決定した。宝石のサファイヤのような青く輝く美しい伊豆の海と空をイメージさせ、上質・高級で優雅な旅を楽しんでもらいたいという願いから、「サファイヤ」(英語)を「サフィール」(仏語)にしたそうだ。
さらに車体ロゴと、JR東日本初となる「プレミアムグリーン車」のロゴも合わせて決定。通常のグリーン車のロゴに、「宝石のサファイヤ」をイメージして制作したロゴを並べて表示。ゆったりとしたプライベート空間とくつろぎの空間を実現するシートピッチ 1250mm、1+1列の座席を実現した。
この列車のトータルデザインは、工業デザイナーの奥山清行(KEN OKUYAMA DESIGN)が担当。東京・新宿と伊豆急下田を結び、インバウンド観光客のさらなる増加が予想される、東京五輪開催年の2020年春に運転開始予定。
4号車は「ヌードルバー」として、車窓を流れる相模湾の景色を眺めながら食事を楽しめるカウンター席とボックス席を用意。TRANSIT GENERAL OFFICEがこの食空間のプロデュースを手がけ。こだわりの麺(ヌードル)を目の前で調理するオープンスタイルのキッチンが味わえる。