NEWS | アート / 展覧会
2019.05.10 13:56
日本でも数少ない本格的なデザイン・ギャラリーであるギャラリー田村ジョーは、近年の名作を紹介する展覧会「Contemporary Design, Now!」を2019年5月16日(木)から5月27日(月)まで、東京・南青山のライトボックスギャラリーで開催する。
コンテンポラリー・デザインは、アートとデザインの間に位置する、最近注目が高まっているジャンル。参加作家は、we+、伊東豊雄、名和晃平、倉俣史朗を予定している。
日本のコンテンポラリー・デザインの第一人者であるwe+は、リサーチと実験に立脚した独自の表現手法が特徴で、今回3種類の椅子を展示。今回が日本初公開の「Swarm」は、柔らかそうに見えるが、磁力によって鉄線が吸着しており、けっしてスーパーソフトな掛け心地ではない椅子だ。
「Heap」は、3本のラインで構成された結晶のようなモジュールが、ランダムに積み重なって生まれた椅子。「Drought」は、水を含ませた樹脂が乾燥すると収縮することを利用して制作された、数多くの穴が開いたブロンズ製の椅子になっている。
建築家 伊東豊雄による照明は、自身の建築に採用した事例もある、3種類の多面体によって構成されたもの。彫刻家名和晃平による作品は、フランク・ロイド・ライトの名作照明である「タリアセン2」を、炭化ケイ素で覆ったアート作品である。
また、コンテンポラリー・デザインのクラシックである、倉俣史朗のKシリーズ(通称「オバQ」)も展示される。展示品は、生産されたものの最後のロットだそうだ。
ギャラリー田村ジョー第2回企画展「Contemporary Design Now!」
- 会期
- 2019年5月16日(木)~5月27日(月)
13:00~19:00(※5月16日は18:00から) - 会場
- ライトボックスギャラリー
- 詳細
- https://www.facebook.com/events/435036653976050/