イケアとトム・ディクソンが手がける都市菜園が公開
手頃で持続可能な菜園として2021年に発売も予定

ロンドンで2019年5月21日(火)から5月25日(土)まで開催される「チェルシーフラワーショー(Chelsea Flower Show)」では、イケアトム・ディクソンによる都市菜園が体験できる。

持続可能な栽培の意義を探る試みで、そのタイトルは「ガーデニングは世界を救う(Gardening will Save the World)」。「ハイパーナチュラル」と「ハイパーテック」のコントラストを作り、伝統的な知識と最新のイノベーションをかけ合わせて、食品ロスを減らし、園芸のよさや機能的な価値を広めたいとしている。

菜園は2つのレベルに分割し、4,000以上の植物を植えるという。1階部分には水耕栽培技術を用いた園芸実験室を設け、生い茂った庭園である2階部分は自然な美しさのある植物のオアシスとして、来場者に没入体験ももたらしてくれる。

そしてこの菜園は、トム・ディクソンが都市栽培のためにデザインした最初のプロトタイプとして、2021年には世界中のイケアで発売される予定だ。家庭や都会で植物や野菜を育てられる、手頃な価格で持続可能なソリューションを提供したいという両社の野心的なプロジェクトである。

また、展示会の終了後は、この農園をロンドンのバーキング・アンド・ダゲナムに移して慈善団体「PARTICIPATORY CITY」に寄贈、栽培プロセスを一般に公開するそうだ。End