HCDライブラリー第7巻「人間中心設計における評価」発行
設計からUXまで品質評価を丁寧に解説

インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手がける近代科学社は、2019年4月25日(木)に、HCDライブラリー第7巻「人間中心設計における評価」を発売した。著者は黒須正明、樽本徹也、奥泉直子、古田一義、佐藤純の5名で、本体価格は3,600円(税別)。

同書では、人間中心設計(HCD)における「評価」という活動について、その技法や進め方を中心に解説。この評価には、設計時の品質に関する「ユーザビリティ評価」と利用時の品質「UX評価」という、人工物の品質に関する2つの種類のものがあり、これらの評価方法を説明している。

ユーザビリティ評価における「インスペクション法」では、本書のために実施した模擬プロジェクトを使って実際の適用事例を紹介。その内容は、テストの設計からタスク管理、テスト参加者への接し方、評価に必要なデータの扱い方など、実際の評価方法とそれにまつわる問題点と解決方法を詳細に解説。

利用時の品質に関わる「UX評価」手法については、現時点での様々な評価法を説明し、体系的に学べる内容となっており、さらに付録ではユーザビリティ評価方法の資料を掲載し、実践利用できるよう工夫されている。End