NEWS | インテリア
2019.04.26 16:06
small scale projectsが設計を手がけた「Fikafabriken(フィーカファブリーケン)」は、東京・世田谷区豪徳寺の商店街にある、スウェーデンを中心とした北欧菓子店。
店の名前はスウェーデン語で、直訳すると「お茶の時間工場」。「FIKA(フィーカ)」とはコーヒーブレイクのことで、コーヒーやお菓子をつまみながら、人と仲良くなる「きっかけ」を与えてくれるスウェーデンに欠かせない文化を意味している。
以前の店舗は商店街でも人目につきにくい場所にあり、改装計画ではわかりやすくて立ち寄りやすいように、ファサードを前に押し出して、存在を印象付けることを目標にした。
目を引くライトブルーのファサードは、内側に45度の角度で切れ込むユニークなデザイン。この三角形のスペースにディスプレイカウンターを設置することで、客はもっと近くで見ようと店内に誘われるのだ。
ファサードでもうひとつ特徴となっているのは、床から天井まであるフルハイトガラスドア。天候に関係なく、ドアが閉まっていても店内へと迎え入れる雰囲気を与えている。
フロアスペースを広げて、既存のダイニングエリアとキッチンに沿ってバーカウンターを設置。最大4席を設け、外の通りからプライベートな空間へと入り、お茶の時間を楽しむのにぴったりなインテリアに仕上げている。