NEWS | アート / ソーシャル
2019.04.26 14:55
アメリカ・ボストンの北東にあるリン(Lynn)は、マサチューセッツ州にある26のゲートウェイ都市の1つで、地域経済を支えているものの、社会的にも経済的にも難しい課題を抱えている。
そこで、2016年に地元の金融機関・開発業者の「MassDevelopment」が中心となり、30点の新しいストリートアート壁画、8つのネオンサインの修復、および3つの主要な公共施設での新しい高架下照明の設置からなる街のアクションプランを作成。
建設設計事務所 Payetteは、Design Museum Bostonの「アーバンイノベーションハッカソン」に参加。ボストンの4つの地区が交差するI-93高架下の荒れた地域を活性化するために、高架下照明に取り組んだ。
2017年の終わりには、セントラルスクエア、ワシントンストリート、マーケットストリートの暗くて犯罪や事件の多い高架下を明るく活性化するための作業を開始。人々が避けてきたこの地域は安全になり、昼夜を問わず温暖なリンでダウンタウンの活気あるランドマークとなった。
また、リン市と共同で、照明チームは2018年秋に無料のスマートフォンアプリを開発。これにより、その場の近くにいる人なら誰でも、ジュークボックスに曲を並べるように、照明のシーンやダイナミックなシークエンスを選ぶことができるそうだ。