NEWS | アート
2019.04.19 12:42
2018年9月13日に開業した東京・渋谷の「渋谷ストリーム」は、利用されなくなった旧東急東横線渋谷駅のホ―ムと線路跡地およびその周辺敷地に誕生した大規模複合施設だ。
ここでの体験・交流・挑戦から生まれる新しいモノ・コトを世界に発信し、「クリエイティブワーカーの聖地」として新たな次代の「流れ」を生み出すことをコンセプトにプロジェクトがスタートした。
ビジュアルデザインスタジオ WOWは、同プロジェクトで、渋谷駅から直結する100mに及ぶ2階貫通通路入口に設置された巨大映像壁面、明治通り方面へとつながる大階段の環境演出と体験設計を担当。
全体演出のコンセプトを「INNER STREAM」と呼び、「Invisible Stream」「Fall Stream」「Barrier Stream」の3つの環境演出を担当。官民連携により渋谷川の再生も行い、渋谷駅南側エリアのアイコンとなる同施設は、クリエイティブやトレンドを押し付けないように配慮している。
2階貫通通路では、外の雑音を緩和する「緩やかな結界」を音響環境によって生み出し、その環境下で現象的なビジュアルが作り出す擬似的自然環境が、日常的に生活する人々と立ち寄る人々の内的想像性を引き出すことを目指したそうだ。