NEWS | ビジネス
2019.04.18 16:53
フォルクスワーゲングループのモイア(MOIA)は、ライド・プーリングサービスをドイツ・ハンブルクで正式にスタートした。これは、環境に優しいEVを使ったオンデマンド方式のシェアサービスで、100台を展開し、地元の公共交通機関とタクシーのあいだのギャップを埋めることを目的としている。
利用方法は、まずスマートフォンのアプリで予約。自分がいる位置と目的地を入力するだけでよく、同社の車が250m以内の仮想停留所に到着してくれる。そして、このアプリが目的地に向けて顧客を案内。
カスタムメイドのEVで、6席を用意。航続距離は1回の充電で約300km、約30分で最大80%まで充電が可能だ。平均的な料金は1人あたり6~7ユーロ(約750~880円)と、タクシーよりも安価になる見通しだ。
ある研究によると、ハンブルクのような大都市では、1日のうちで約23時間はマイカーを使っていないそうだ。そこで、このライド・プーリングサービスは、マイカーにより依存せずに済む代替手段となるだろう。