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2019.04.17 14:38
Appleは、同社製品の生産を100%クリーンエネルギーでまかなう協力を約束したサプライヤーの数が従来の約2倍に増え、44社になったと発表した。
同社とサプライヤーが協力して、サプライチェーンで使用する再生可能エネルギーを2020年までに4GWに拡大する当初の目標を、同期間内にさらに1GW以上増加させて達成できる見通しだ。
同社の総合的なカーボンフットプリント(CO2に換算した温室効果ガス排出量)は、「Supplier Clean Energy Program」を通じて、2018年までに3年連続で減少。この排出量の74%を製品の製造プロセスから出るもので、同プログラムでは、サプライヤーにエネルギー効率の向上と、再生可能エネルギーを用いる電力源への転換を求めている。
さらに、オンラインプラットフォーム「Clean Energy Portal」を通じて、サプライヤーが再生可能エネルギーの調達先を世界中から探せるようにするなど、教育・支援体制を強化。参加登録済のサプライヤーは100社を超えているという。
また、同社が以前に発表した「グリーンボンド」で調達した資金25億ドル(約2800億円)の全額を割り当てることで、環境関連のソリューションに向けた取り組みが大きく前進したことも発表。
こうしたプロジェクトには、屋根に設置する太陽光発電パネル(日本)、水を保全する帯水層(米オレゴン州)、100%リサイクルされたアルミニウムから作られるカスタム合金の開発(MacBook AirとMac miniの最新モデルで採用)などがある。