サイクリングウェアブランド Raphaの新サービスを支える
「Unmade」によるカスタムデザインシステム

ロンドンに拠点を置くファッションソフトウェア会社「Unmade」。その特色は、オンデマンドファッションのデジタルソリューションを提供して、ウェブ上でウェアのデザインができることである。

同社は2019年3月、「ラファ・カスタム(Rapha Custom)」とデジタルプリントアパレルのデザインと自動製造に向けて新しいサービスの開始を発表した。ラファはサイクリングウェアブランドで、そのカスタムデザインサービスが「ラファ・カスタム」だ。

カラーパターンやロゴを簡単に設定して、オリジナルキットが簡単に作成可能。完成したデザインは写真パターンにはめ込むことでシミュレーションでき、注文を前にチームメンバーとデザインを共有することもできる。最小注文数は5アイテムで、納期は8週間。

カスタムチームキットは従来、デザイン・製造プロセスが手作業のために手間がかかり、ユーザーエクスペリエンスも少なく、リードタイムが長くなりがちだった。また、こうした手作業による作成やプリントファイル設定にコストがかかり、大量生産には適さなかったそうだ。

Unmadeの新しいプリントソリューションは、ファッション、ライフスタイル、スポーツウェアのブランドに対して、シームレスなオムニチャネルと自動・正確・効率的でトータルな製造プロセスを通じて、独自の顧客ユーザー体験を生み出す機会を提供するとしている。End