NEWS | サイエンス / プロダクト
2019.04.12 13:30
JAXAとトヨタは、国際宇宙探査ミッションに向けて、燃料電池車技術を用いた、月面での有人探査活動に必要なモビリティ「有人与圧ローバ」の開発を進めている。
これを受けて、この「有人与圧ローバ」のために、ブリヂストンは月面を走破するためのタイヤ(接地体)の研究を推進することになった。
ブリヂストンは、ローバに装着する接地体について、2000年代にJAXAと共同検討を実施しており、トヨタとも技術パートナーとして連携してきた。
こうしたなかで、「月面での接地」が同ミッションでの新たな技術課題として浮上。これを解決するために、地球上のあらゆる路面についてのブリヂストンの知見と技術力が求められているそうだ。
同社は「重量を支える」、「駆動力・制動力を伝える」、「方向を転換・維持する」、「路面変化に追従する」という、月面で接地体が果たすべき4つの役割を果たせる、しなやかで強靭な接地体の開発に取り組み、同プロジェクトに貢献することを目指している。