Slack Japanの新オフィスが公開
デザインはSUPPOSE DESIGN OFFICEが担当

Slack Japanは、新オフィスを東京・大手町に開設した。デザインは、谷尻誠と吉田愛によるSUPPOSE DESIGN OFFICEによるもの。

チーム全員が自由に参加できるパブリックチャンネルを通じたオープンなコミュニケーションを行うことで、組織の透明性を高め、業務効率を向上させる環境づくりを促進するという、同社の世界観を体現する空間となった。社員と顧客が共に活用できるコラボレーションスペースも兼ね備えている。

オフィスを横断する長い「縁側」スペースを西側の窓前面に沿って設け、これに沿ってカフェや会議室などの異なる機能の空間を配置。隣り合う空間との関係性によって、多様な活動を受け入れるビジネスコラボレーションハブとしてのSlackの世界観を象徴している。

また、その床面は日本庭園の池の水面をイメージした艶のある黒色の塗装で仕上げ、中央には黒い石橋がかかるデザイン。低めの黒い天井は、自然光の美しさを最大限に反映する効果がある。

デザインコンセプトの根底には、日本の伝統建築の再解釈とコンテポラリーな細部の対話があるという。それは、内装全体に鴨居と障子から啓発された建築様式を使用して一体感を持たせている点や、「Where Work Happens」というSlackの合言葉をネオンサインで描いた金属素材を使用した床の間のスペース、左官職人による漆喰の壁などに現れている。

さらに、乳幼児の保護者のためのマザーズルーム、社員の健康維持のためのマッサージルームなどの福利厚生の設備も整備。広々としたカフェエリアでは、定期的に社員向けのケータリングサービスやイベントも提供するそうだ。End