「ナインアワーズなんば駅」がオープン
空間デザインは成瀬・猪熊建築設計事務所が担当

都心における機能的かつ高品質なトランジットサービスを提供するカプセルホテル「ナインアワーズ」は2019年4月26日(金)、南海電鉄が展開する「なんばパークスパークスタワー」3階に「ナインアワーズなんば駅」をオープンする。

ナインアワーズは、ホテル滞在中の「シャワー」+「睡眠」+「身支度」という3つの基本行動に特化、それぞれの機能性と品質を徹底追及したホテルだ。仮眠やシャワーのみでも利用できるなど、部屋という空間概念を捨てて、身軽に使いこなすことで、街とダイレクトにつながり、都心ならではの宿泊・トランジットスタイルを提案している。

同ホテルでは、これまで気鋭の建築家やインテリアデザイナーとともに建築・設計してきた。今回は成瀬・猪熊建築設計事務所が担当。今までのフォーマットを解体して、機能のレイアウトや組み合わせ、導線を再構築することで、快適性や効率性をさらに向上させたという。

とくに、水回りと身支度のエリアを連続させ、そのなかにラウンジ機能を加えることで、シャワー後に睡眠に向かうまでの少しの時間や、身支度から外出するまでの時間をストレスなくつなぐことが可能となった。

また、場所の機能に応じて、最適な色やマテリアルの選定を行い、より機能に特化した空間を追求することで、これまで以上にナインアワーズらしいナインアワーズが実現。

同ホテルは2019年初夏には、福岡市博多区の中洲川端駅直結の商業施設にも開業予定。こちらの設計も同事務所が手がけ、空港、大ターミナル駅など要衝に通じる路線の駅に直結したロケーションで、さらに利便性の高いサービスを提供するそうだ。End