NEWS | 建築
2019.04.10 13:37
チェコの南部、南モラヴィアの美しい田園地帯 ドブシツェ(Dobsice)にはブドウ畑が広がるそうだ。
同地でホテル事業やワイン製造を行うLahofer Wineryからの依頼で、同国の建築事務所 Chybik + Kristof Architects & Urban Designersがワイナリーの設計を手がけている。
構造スキームは葡萄の列の幅にもとづいており、それは屋内全体にも広がっている。この施設の顔となるテイスティングルームは、この地域にあるワインセラーをヒントにしながら、葡萄園と典型的なアーチ型の部屋が直角に交わるデザイン。
一方、ワイン造りは横長の2つの建物に集中させることで、ワイナリーは田舎にあるものとしては軽やかな印象を与えている。
2010年に設立された同事務所は、世界各地から集まった50人以上の多分野の建築家で構成される新進のスタジオ。依頼を受けた概要以上のものを提供することを目指している。クライアントとともに成長し、学び、実験しながら、コンセプチュアルな思考と戦略的なアプローチのあいだのバランスをうまく捉えることにしているそうだ。