NEWS | 建築
2019.04.08 18:06
イタリアの建築家・デザイナーのミケーレ・デ・ルッキ(Michele De Lucchi)が興味深いプロポーザルを公開している。
この「Earth Stations」は、私たちにとって身近なネットワークを形成するアクティブなアーキテクチャであり、これが構築される場所では、都会のインフラとなるノードが形成または再生されるとしている。
またこれはわたしたちのライフスタイルの進化に応える建築でもあり、人工知能がお役所的で繰り返されるくどい仕事から人間を解放。個人の自由を表現し、テクノロジーの膨大な可能性を利用できる場になるという。
環境に優しい設計となっており、決まりとして、内部で起こることのすべてがEarth Stationsの進化と順応に影響。ウォーキングやカジュアルな出会いを促す仕組みで、アイディアや相互作用を生み出す最良の方法を提供する場を見込んでいるそうだ。
流動性とコミュニケーションの流れをつねに押し進めることで、新しい形の表現や制作のためのワークショップやテクノロジーにもとづいた、公的・私的な出来事が現れるこの建築が、本当に機能するか、いや、その前に実現するかどうか。興味深い提案である。