「バベルの謎 –アートとデータサイエンスの創造–」展が開催
インターネットを駆使して人類の長年の疑問に迫る

東京藝術大学社会連携センターは、2019年4月4日(木)から6月28日(金)まで、東京・大手町の大手町プレイス・ウエストタワーにて、「バベルの謎 –アートとデータサイエンスの創造–」展を開催する。

バベルの塔は、ブリューゲルが描いた絵画で有名だが、人間が集まって神の域に達しようという奢った考えを懲らしめるために神がこの塔を壊し、人類をさまざまな地域に分け、お互いの言葉が通じないようにしたといわれている。

しかし、この説には古くからさまざまな解釈があったそうで、人類は数百年にわたり、旧約聖書に残された神話の真意を測ろうとさまざまな思考、調査を繰り返してきた。そして芸術も、技術と智慧をしぼって疑問や問題提起を創造することを目指してきたのではないのだろうか。

同展は、芸術作品が生み出した疑問に対する問題解決を、人類が生み出した新たな「バベルの塔」といえるインターネットを駆使して迫ろうとするものだ。

そこに結集した人類の智慧を視覚化することで、言語や地域がバラバラになった人類が、実はその後も同時進行的に建設的な努力をしてきたのではないか、ということを実証する試みとなっている。

ネット上に集められたバベルの塔への疑問とその回答への努力を螺旋状の迷路のなかに視覚化して、その数百年の過程のなかで生み出されたアートコンテンツをライブで発信するそうだ。来場者は無限の情報の海のなかで、芸術作品が灯台の灯火のように出口を示す瞬間を体験できるだろう。End

「バベルの謎 –アートとデータサイエンスの創造–」展

会期
2019年4月4日(木)~6月28日(金)
11:00~20:00 ※観覧無料
会場
大手町プレイス・ウエストタワー地下2階
詳細
https://www.geidai.ac.jp/news/2019040275635.html