NEWS | 建築
2019.04.04 12:53
ロンドン北部をホームタウンとする、イングランドプロサッカーリーグ「プレミアリーグ」に所属する「トッテナム・ホットスパーFC」の新しいスタジアムが誕生した。
世界でもっとも楽しい観戦体験ができるそうで、グローバルスタジアムデザインとして、ピッチをすっぽりと覆うことで、ヨーロッパで初となるNFLのスタジアムにもなるという。
この62,062人を収容するスタジアムを設計したのは、スポーツ施設を専門とする建築事務所 POPULOUS。
イギリス国内でもこのスタジアムほど観客がピッチを間近に感じられるところはないそうで、その距離は4.9~6.9mほど。同国のガイドラインが推奨する急勾配のスタンドで、ホーム側には17,500人のトッテナムサポーターが陣取り、一団となって「音の壁」を作り上げるそうだ。
サウススタンドの5階建てのアトリウムスペースは、試合の前後にホームのサポーターが集まるにぎやかなエリアになり、屋台やブルワリーなど60店ほどが出店。ヨーロッパ最長となる65mのバーも備えている。
設計コンセプトは、普段はスタジアム内であまり活用されないスペースの潜在的な可能性を引き出すこと。プレミアシートとして、プライベートスイートやラウンジ、バー、ダイニングエリアを設置。8,000人の観客を収容することができる。