NEWS | 建築
2019.04.19 16:17
隈研吾建築都市設計事務所の「WOOD / PILE」は、ドイツ・ミュンヘンの郊外、ルードウィッヒⅡ世のノイシュバンシュタイン城にも近い森の中に建つ、瞑想のための建築だ。
Spaの聖地として知られるDas Kranzbachの客が、この小屋の中で瞑想、ヨガを体験することができる。
敷地周辺に自生するモミの木を30mm幅にスライスし、小枝のように積み重ねることで、森と建築の中間的なスケールを作り出し、人間を森の中へと溶け込ませる空間とした。
トップライトから射し込む光はその小さな木の枝で拡散され、木漏れ日のような効果をもたらしている。
同施設は、Das Kranzbachの利用者が鍵を受け取り、1人か同伴者と一緒に2時間の利用が可能。料金は1人が85ユーロ(約1万円)、2人だと100ユーロ(約1万2000円)となっている。