NEWS | テクノロジー
2019.04.02 11:35
大手ドローンメーカーのDJIは、ドローン空撮データをデジタル3Dモデルや地図に変換して、分析と意思決定を実現させる新しいソフトウェアツール「DJI Terra」を発表した。全国のDJI Enterprise正規代理店を通じて購入が可能だ。
このDJI Terraを活用することで空撮写真の収集、可視化、分析ができるので、同社のドローン技術を活用する公共の安全、建設、インフラ、農業や映画産業といった、各業界での利用が期待されている。
たとえば、選択されたエリアの効率的な飛行経路が自動的に生成できたり、対象物に対する動的なカスタム飛行経路が作成できたり、同一ルートの自動飛行の繰り返しによって豊富なデータセット収集ができたりするのだ。
そして、産業用ドローンパイロットが撮影したいエリアや対象物、作成したい地図や3Dモデルの種類にもとづいて、使いやすい複数のオプションを選択することで、自動飛行計画が迅速に構築できるようになる。
リアルタイムマッピング機能により、一刻を争うミッションや、数分で意思決定が必要とされる現場で、迅速かつ自在にドローンが扱えるようになるという。また、重要インフラの点検、農業分野でのマッピングや建設現場でのモデリングなど、幅広い分野で意思決定や提案に役立つそうだ。