独創的なアート作品を生み出し続ける障がい者施設として注目を集める、滋賀県甲賀市の「やまなみ工房」。ここで活動する知的障害や精神疾患を持つアーティストたちのユニークな創作スタイルや日常を追ったドキュメンタリー映像作品、「地蔵とリビドー」のアンコール上映が渋谷イメージフォーラムで決定した。

同施設では、現在88名の通所者がそれぞれ独自のスタイルで表現活動を行っている。一人ひとりの個性や楽しみ、そして生きがいを保障し、その取り組みは全国でも珍しく、実践や実績において今日では国内の障がい者芸術を牽引している。

監督はRISSI INC. クリエイティブディレクターの笠谷圭見。2018年11月の公開後、アンコールの要望が多かった。2019年4月20日（土）よりスタートする上映に先立ち、特別試写会＋トークイベントが4月17日（水）に東京・六本木のAXISギャラリーにて開催される。

上映後には笠谷氏と、やまなみ工房 施設長の山下完和氏によるトークも開催。純粋な創作への欲求に突き動かされて生まれる作品は、私たちの既成概念を超えた独創性とエネルギーに満ちているという。「地蔵とリビドー」は、クリエイティブに関わる人をはじめ、多くの人にたくさんの気づきを与えてくれるだろう。