▲© Stéphane Spatafora – www.stephanespatafora.com

世界各地でさまざまなモビリティのシェアリングが展開されているが、オーストラリアで行われているプロジェクトが「Scooti」だ。

その特徴は、オーストラリアで初となる政府主導の「スクータータクシー」サービスだということ。安全訓練を受けて政府のお墨付きを得た人にはスクータータクシーのライセンスが交付され、使用するスクーターや備品も十分な検査が行われるという。

安全かつ迅速、低価格なのに楽しめ、環境に優しい運転が楽しめる。専用アプリをダウンロードするだけで予約でき、ドライバーがヘルメットやヘアネットを提供。使用後はドライバーへの評価も可能。

また、ドライバーはスクーターを提供して収入を得ることができ、乗りたいときに乗って、稼ぎたいときに稼げるという仕組みになっているのだ。精算はクレジットカード決済で、アプリを通じて行われるので、「タダ乗り」される心配もない。女性同士の二人乗りも楽しそうだ。

営業はメルボルンからスタートしており、アプリを使って同市の市庁舎から半径10kmの範囲で乗車可能、今後はシドニーでも展開される予定だ。毎日5～22時のあいだに利用でき、手頃な価格で都市の交通渋滞を回避できるモビリティを目指している。