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2019.03.25 15:42
ソフトバンクと福岡ソフトバンクホークスは、福岡ヤフオク!ドームで第5世代移動通信システム(5G)を活用し、多視点切り替え可能な3Dパノラマ映像を用いたVR空間での試合観戦の実証実験に成功したと発表した。これは、新時代のスポーツ観戦の実現に向けたものだ。
ヤフオクドームのホームベース後方フェンス内など、特別な場所に設置した高画質VRカメラで撮影した試合の模様を、5Gネットワークを通して、VRヘッドセットに伝送。高画質な3Dパノラマ映像としてVRヘッドセットから試合観戦することができたほか、複数設置されたVRカメラの視点を自由に切り替えながら観戦することもできたそうだ。
また、ヤフオクドームの「スーパーボックス」の内装や備品などのリアルな質感をVR空間に再現したり、VRヘッドセットを装着した観戦者がアバターとしてVR空間に出現したりするアプリケーションも開発した。
VR空間では観戦者同士がリアルタイムに会話することもできるという。 両社は、新時代のスポーツ観戦を体験できるサービスの提供に向け、今後も取り組みを進めていくとしている。