NEWS | 建築
2019.03.25 15:47
2019年1月18日に香港の西九龍文化地区(WKCD)にオープンした「戯曲センター」(Xiqu Centre)は、中国舞台芸術のための施設としてランドマークとなるものだ。文化の聖堂となることを目指し、シアター、芸術、祝典と黙想のための公共スペースを融合している。
同施設は、Revery ArchitectureとRonald Lu & Partnersによる合同事業で、1000席のメインホールが建物の最上部から釣り下がっているユニークなデザインだ。そのほか、約200席のティーハウスシアター(Tea House Theatre)、約110席のセミナーホール、学びのためのスペース、リハーサル・練習室が8室、ショップや食事のための設備なども含んでいる。
中国の伝統的な月洞門(Moongate)のモチーフとファサードのダイナミックなデザインにより、地域の印象的な玄関口とランタンとしての役割を提供している。
より若い観衆を惹きつけ、京劇などの伝統芸能を楽しんでもらうだけでなく、若いアーティストとパフォーマーが中国文化の重要な遺産の一部を担ってくれることも目的としているそうだ。