Google Doodleでバッハ風音楽が楽しめる
AIが”バッハ調”のハーモニーを自動生成

新しいGoogle Doodleに、その生誕を記念して「音楽の父」バッハが登場した。今回の特徴はAIを使ったことだ。

まず、Doodle上にあるプレイボタンを押すと、ユーザーは画面上にある2小節の五線譜に自由に音符を並べることができるようになる。そして、「ハーモナイズ」ボタンをクリックすると、AIが「バッハ調」のハーモニーに仕上げてくれるというものだ。

ユーザーが作ったものがソプラノになり、これをもとにAIがアルト、テノール、バスを自動的に生成してくれる。曲の調や速度も変更でき、音符を4つ以上付けておけば、音符がない箇所にもハーモニーができあがる。デタラメなメロディやひたすら同じ音を並べてもよい。そして、作った曲は世界中の人とシェアもできる。

今回は、AI研究者のAnna HuangがGoogleの「Magenta」で、メロディーのハーモナイズ、音楽の断片のあいだのスムーズな移行の構築、ゼロからの作曲など、幅広い音楽タスクに使用できるモデル「Coconet」を開発。そして、Google「PAIR」の「TensorFlow.js」を使用して、機械学習をすべてウェブブラウザ上で実行できるようにしている。

機械学習にかけたバッハの曲は聖歌306作品で、曲数が少ないので学習時間としては数時間で済んだそうだ。誰でもバッハ気分でメロディーをつくれるし、画面内のアンプをクリックして「ロックモード」にもできる、楽しい音楽体験を味わってみよう。End