テキスタイルメーカー KvadratとKinnasand
ミラノサローネ国際家具見本市と合わせてインスタレーションを披露

ヨーロッパのデザインテキスタイルメーカー Kvadrat(クヴァドラ)は、ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile)の期間中である2019年4月9日(火)から4月14日(日)まで、エキシビジョン「Blue is Divine」をミラノ市内のショールームにて開催する。

同社のアイコン的テキスタイル「Divina」シリーズを手がけたグラフィックデザイナー・画家、Finn Sködt(フィン・スクッド)による色彩豊かなエキシビジョンで、彼が生み出した顔料やオブジェや、彼が好む「Divina Melange(ディヴィーナ・メランジェ)」のウルトラマリンブルーを基調とした空間を展開。

「色彩は流動的です。特に青はいつもどこかに向かっています」と語る同氏は、数十年に渡る画家としての活動のなかで、膨大なカラーパレットを作り上げてきた。Divina Melangeの新色は、そのなかから丹念に選定。染色工程にもこだわり、彼の優美で比類ない色彩感覚を完璧に表現するという。

また、Kinnasand(キナサン)のショールームでは、グラフィックデザイナー 長嶋りかこと「Kinnsand LAB」のコラボから誕生した新作カーテンコレクション「SCRAP_CMYK」を用いたインスタレーション「SCRAP AND REPRINT」も同期間に開催。

同展では、コレクションとともに長嶋が一年間のグラフィックデザインの仕事で生じたヤレ紙(印刷時に見当合わせや印刷機のインク調整のための損紙)も展示し、印刷機のシリンダーからインク汚れが生地に印刷されて出てくる工程を表現するそうだ。End