鉄道車両内でのトラブルを防ぐため、鉄道各社では趣向を凝らしたマナーポスターの展開が行われているが、このたび東京メトロでは2019年4月から2020年3月まで、メトロ文化財団が毎月違ったテーマで制作するマナーポスターを各駅と電車内に掲出すると発表した。

2019年度のマナーポスターのコンセプトは、「スピード＆ボーダーレス」。日々忙しく移動する乗客や、観光で訪日した外国人の乗客にも、電車内やホームでのマナーを直感的に伝えられるようにデザインを工夫。

たとえば、「BLOCK？」（周りの人をブロックしていないか？）など、英単語ひとつで表現するコミュニケーションスタイルを採用。また、スローガンには「グッドマナー、プリーズ！（GOOD MANNERS, PLEASE!）」を掲げ、誰にでも共感・理解が得られるように配慮している。

イラストを手がけるのは、広告を中心にアニメーションやＴシャツデザインなどの分野で活躍するJUN OSON（ジュン・オソン）氏によるもの。同社は、シンプルなデザインながら乗客の目にしっかり飛び込むマナーポスターにすることで、マナーへの関心が高まることを目指すそうだ。