Google Doodleで「点字ブロック」の発明者
三宅精一氏の業績を称えるイラストが公開

Googleのトップページを飾るGoogle Doodleでは、3月18日の「点字ブロックの日」と、1967年の同日に岡山県で初めて点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)を設置した三宅精一氏の業績を称えるイラストを公開した。

三宅氏は1965年、友人の日本ライトハウス理事長・岩橋英行氏から助言を得て、点字ブロックを考案。1967年に岡山市の岡山県立岡山盲学校近傍の国道2号(現国道250号)の横断歩道口に、私費で230枚の点字ブロックを敷設した。

形や高さなどの試行錯誤を繰り返し、点状のブロックが完成した。のちには、線状のブロックも加わり、点状のものが「警告・注意喚起」を、線状のものが「誘導・案内」を意味するシステムができあがった。

また、ブロックの色には「黄色」が選ばれたが、これは弱視や色弱の人でも見分けやすいようにと考えたものだそうだ。

この点字ブロックが一般に普及したのは、三宅氏が1982年に逝去したあとだった。今一度、道に設置された点字ブロックを踏みしめてみて、三宅氏の苦労と業績に思いをはせてみてはいかがだろうか。End