NEWS | アート / 見本市・展示会
2019.03.18 13:31
佐藤オオキが率いるデザインオフィス nendoは、世界最大規模のデザインイベント「ミラノデザインウィーク2019」開催期間中にダイキン工業とコラボレーションをし、「空気」をテーマにしたインスタレーション「breeze of light」を「TENOHA MILANO」にて発表する。
ダイキングループとしては4回目の出展となる今回では、カタチのない、本来は目に見えない存在の「空気」を視覚化することで、新たな「空気の感じ方」を提案するという。
実際の空気の動きではなく、光と影の動きのみで心地よい風を体感できるインスタレーションで、光の方向を個別に制御できる115個のスポット照明を用いて、約17,000本の花の形の偏光フィルムを敷き詰めた「花畑」を照らし、花の影の濃度の変化で花畑を通り抜ける「風」を生み出すという。
また、ダイキンは会場の屋外スペースに、日本国内市場向けに2019年5月より販売を開始する「アウタータワー」を設置。本体側面から周囲に冷風を吹き出し、屋外に涼しい空間を創造するこれまでにないエアコンで、屋外にも快適な空間を創りだすそうだ。
佐藤オオキは、「『breeze of light』は、影の濃淡によって「風を感じる」インスタレーションです。同社が空調の専門メーカーとしてさまざまな空間に適した空気をつくり、常に空気のことを考えてきた企業であることから、普段あまり意識することのない空気の存在を強く感じてもらえる空間を生み出したいと考えました」とのコメントを寄せている。
また、こちらのサイトでは本展に向けた佐藤のスペシャル対談が楽しめる。展示期間は2019年4月10日(水)から4月14日(日)まで。非常に興味深いテーマのインスタレーションだ。
DAIKIN × nendo 「breeze of light」
- 会期
- 2019年4月10日(水)~4月14日(日)
- 時間
- 9:00~19:00
- 会場
- イタリア ミラノ「TENOHA MILANO」 (Via Vigevano 18)
- 詳細
- https://www.daikin.co.jp/press/2019/20190314/index.html