東京オリンピック・パラリンピック組織員会は、東京2020オリンピックのスポーツピクトグラムを発表した。

それぞれの競技を正確に表すとともに、コミュニケーションツールとして情報を伝える大切な役割を担うもので、開催期間のみならず、後年にわたって人々の記憶の中に東京2020オリンピックを印象づけるものである。

今回は、1964年の東京オリンピックで生まれたスポーツピクトグラムの考え方を継承するだけでなく、さらに発展させ、躍動するアスリートの動きを魅力的に引き出すデザインとなっている。

デザインを手がけたのは、グラフィックデザイナー 廣村正彰氏をはじめとする開発チーム。全33競技50種類のオリンピックスポーツピクトグラムを制作。

ピクトグラム単体で表現される「フリータイプ」と、東京2020エンブレムをイメージする「円型」のなかにおさめられた「フレームタイプ」の2種類を展開。フリータイプは、主にポスター、チケット、ライセンス商品用で、フレームタイプは地図表記、サイン類、ガイドブック、Webサイト等での競技の情報伝達用に使われるそうだ。

また、大会ブランドの一貫性から、エンブレムブルーを基本カラーとし、東京2020大会の大会ルックに用いられる、紅、藍、桜、藤、松葉のコアグラフィックスカラーをサブカラーとして設定している。注目の競技がどんなデザインかチェックしてみよう。