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2019.03.18 13:18
アイデンティティデザインの黄金時代以降のコーポレートアイデンティティの手引きを一挙にまとめた研究書「Manuals 2: Design & Identity Guidelines」をご存じだろうか。
ロンドンの出版社 Unit Editionsが 2014年に2,000部限定で出版したが、すぐに完売。それ以来、再版を望む多数の声を受けてきたが、限られた予算で復刊は難しいとみられていた。そこで、同社はクラウドファンディングサイト KICKSTARTERにて「Manuals 2」が紹介された。
同書には、IBM、ウェスティングハウス・エレクトリック、カナディアン・ナショナル鉄道、ベル・システム、ノル、PTT、モントリオールオリンピック、オランダ警察など、欧米の機関や企業向けに作成された20の設計マニュアルを再録。
そして、レスター・ビル(Lester Beall)、ポール・ランド(Paul Rand)、アラン・フレミング (Allan Fleming)、トータル・デザイン(Total Design)、アラン・フレッチャー(Alan Fletcher)、オトル・アイヒャー(Otl Aicher)、スタジオ・ドゥンバー(Studio Dumbar)、ノース(North)など、20世紀のアイデンティティデザインの巨匠たちのマニュアルを見ることができる。
ひとつひとつのマニュアルは、細部まで丁寧に再現されており、その物理的な形成に関する詳しい説明も付いている。「Manuals 2」は、「Manuals 1」の続編だが、こちらも2014年の出版、2016年にKICKSTARTERでクラウドファンディングを行ったようだ。
アイデンティティデザインに関心をもつ人は、ぜひチェックしてみよう。