NEWS | アート / ファッション
2019.03.13 15:27
クリエイティブディレクター南 貴之によるギャラリーとしての機能を持つキュレーション型のセレクトショップ「Graphpaper」が2019年3月8日にリニューアルオープンした。今回のリニューアルで「完成と未完成の対比」をコンセプトに13.6坪から28.7坪に増床。
店舗入り口付近の従来の空間は、現在2019ssシーズンテーマのルイス・バラガン(建築家)にちなみ、目を引くようなビビッドなピンクに塗りかえられている。壁面にキャンバスを黄金比で配置し、そのキャンバスを手前に引くことにより、作品が存在する仕組みだ。アパレル、陶磁器、ガラス、彫刻、家具、アートなどすべてが並列化された空間で、余計な視覚的要素を排除されているぶん、空間自体が作品であるように感じられる。
Graphpaperがある建物には書店「ユトレヒト」も入居しているなど、大通りからはやや離れているがクリエイターが集まるビルとして話題を集めてきた。リニューアルで誕生した変幻自在な空間で繰り広げられる、Graphpaperならではの企画に今後も注目だ。