OMAによる「Xinhu Hangzhou Prism」が建設中
中国・杭州市の新ビジネス地区の中心に

▲© OMA by Bloomimages

中国・浙江省の省都である杭州市は、生活水準が高く、中国でも有数の美しい都市として知られている。現在では重要な技術拠点として急速な発展を遂げており、アリババ・グループ・ホールディングやネットイースといった中国最大規模のテック企業の発祥の地でもある。

同市の新しいテクノロジー中央ビジネス地区(Technology Central Business District)にある「杭州未来科技城(Hangzhou’s Future Tech City)」の中心になるものとして、建築設計事務所 OMAによるピラミッド型の複合ビル「Xinhu Hangzhou Prism」が建設中だ。完成は2020年を予定している。

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そのデザインは、周囲の自然の景観の美しさに現代性をかけ合わせたものになるという。施設内には、ホテル、店舗スペース、ロフト、アトリウムガーデンが配置される予定。敷地面積50,000平米で、外壁を2本の斜めのラインで大胆にカットすることで、広々とした景色が見えるテラス付きロフトが生まれた。屋内空間は広く、噴水などや遊び場があり、誰でもアクセスできる庭園も設けた。

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プリズムの最上階は、古代中国の人々の言葉にある「上に天国があるように、下には杭州がある(杭州は地上の楽園だ)」を体現したものだ。ファサードのジオメトリーが映りこんだような外観の敷地面積35,000平米の住居用タワーも隣に建設されるそうだ。

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設計を担当する同事務所のChris van Duijnは、「Xinhu Hangzhou Prismは、杭州市の新しいテクノロジー中央ビジネス地区でのクリエイティブなコミュニティの活躍を中心となるものです。素朴であると同時に現代的でもある外観で、はっきりとしたビジュアル・アイデンティティをもちながらも、このデザインを採用することで、柔軟なプログラミングや共同の屋外スペースの幅広い活用が可能になりました」と語っている。End