NEWS | インテリア
2019.03.13 12:49
インダストリアルデザイナー 大口進也が手がけたベンチ「Arch / Bench」は、徹底してベンチのことを考えた作品だ。
ベンチだからこそできる造形とは何か、3人以上が座り横方向に長いという長さを活かした構造にできないかを考えながら、モックアップを作成。
そこで、構造体として強く、人が座れて、無駄を省いてミニマルで洗練された、その構造自体が彫刻的で美しくなるデザインとして、連続させたアーチを考案した。
アーチの収束する部分が脚になり、アーチが広がる部分が座を支えている。座面はアーチ構造に合わせるようにやわらかなくぼんだ曲線を描き、座る人を優しく迎え入れる形になっている。
スチール製で、焼付塗装で仕上げた。Stockholm Furniture Fair Greenhouseにも出品した作品で、そのほか海外メディアでも取り上げられている。実際に座って試したくなる、そんなベンチである。