NEWS | ソーシャル / 建築
2019.03.06 09:44
世界各地で環境保護に向けた取り組みが行われているが、スポーツ界でのユニークな取り組みを紹介しよう。
イングリッシュ・フットボールリーグ4部リーグに所属する「フォレストグリーン・ローヴァーズFC(Forest Green Rovers Football Club)」は、世界一環境にやさしいフットボールクラブだ。
イギリス南東部のナイルスワースに本拠地を置く同チームはサステナビリティをモットーに掲げており、同地にあるスタジアム「The New Lawn」でも、太陽光パネル、オーガニックなピッチの芝生、節水、電気自動車の充電ポイントなどさまざまな工夫を凝らしている。
さらに現在は、「Eco Park」という新スタジアムの計画案も登場。Zaha Hadid Architectsが手がける建築で、材料のほとんどが木材だそうだ。座席数は5,000で、およそ500本の樹木と1.8kmにおよぶ新しい生け垣を植えた公園内に建設を予定している。
また、試合がある日には100% ビーガンメニューまで用意。家畜がもたらす食物カロリーは全体の18%、タンパク質は37%なのに、家畜用農地は全体の80%以上を占めており、植物中心の食事で地球への負荷を減らすことができるというわけだ。もちろん、ファンの健康にも、選手のパフォーマンスにも、ビーガンフードは有効なのだ。
同地では、スタジアム周辺のエコトレイルも楽しめるそうで、こうした取り組みが他のプロスポーツにも広がることを期待したい。